GW 青森〜函館 一人旅①

B寝台上段

今回の旅には、ノートパソコンを持参しているので
ネット接続できる環境にあれば
リアルタイム更新?みたいなことが可能です。
5/4(木)現在、青森にいます。
初めてノーパソでネットに接続した〜わーい、わーい。


という訳で、昨夜寝台特急日本海の中で夜な夜な書いてた初日の様子を
日本海・B寝台の写真と共にUPしたいと思います。




【5/3(水)】日本海で青森へ


朝サンドだったので、帰りにソフマップによってウイルスソフトを購入し、帰宅後旅支度に取り掛かる。
旅行当日の朝も働いてるって・・・何やってんでしょうね。
でも、人がいないみたいだし仕方がない。
それにしても、ソフマップの店員さんはいつもいい人にあたる。
今回LANについていろいろ聞いた店員さんもすごく親切だった。
いつ行ってもあの店は気持ちいいものだ。


シャワーを浴びて、荷物をまとめいざ出発。
でも、なんだかバタバタしすぎてて、今から旅行だ〜!!という雰囲気ではない。
でも、寝台に乗ってしまえばすっかり旅モードにはいるかもしれない。


16:15 自宅を出てバスでJRの最寄駅へ。
当初は阪急電車で京都へ向かう予定だったが、時間がなくなったので高くつくがJRで京都へ。
確かにこの方が乗換えがスムーズだ。
家を出る前に忘れ物がないかチェックしたはずなのだが
ミニサイズの洗顔を忘れてきてしまったことに新快速の車内で気づいた。
ライヴのチケットは直前で気づいたのになぁ・・・。
仕方がないので、京都に到着後、日本海が入線するまでに20分ほど時間があったので
地下街で洗顔を、そしてキオスクでお茶とおにぎりを購入し0番ホームへ。



実は、サンドから帰宅する途中
「時間がなくなったら困るからなぁ・・・」と思って
コンビニでおにぎりと甘栗むいちゃいました」(←最近お気に入り♪)を買っておいたのだが
それはこの「日本海」は停車駅での停車時間が短いからだ。
トワイライトなら富山あたりで5〜6分停車してくれるので、駅弁を買ったり飲み物を買いに行ったりできるが
日本海はほとんどその余裕はない。
車内販売はほんの少しの区間で行われてはいるが、福井以降は車内販売もなければ自動販売機もない。
あらかじめ飲料水や食料GETしておく事は必須事項なのだ。
明日の朝までのことを考えると、予備の食料や飲料もあったほうがいいかな・・・ってことで
キオスクで買っておいたというわけだ。



聞くと今日の日本海1号は4分遅れでの運転しているとのこと。
GW後半初日ということで、ホームは家族連れや親戚同士のグループでごった返している。



トワイライトと違って、この日本海は、個室がA寝台しかない。
今回私はB寝台で一番はしっこの17番上段をGETした。
向かいに人がいないので、一番個室っぽい雰囲気が味わえるからだ。
カーテンを開けて、知らない人とこんにちは〜ってのも、どうもばつが悪い。



これを書いている時点で、寝台特急日本海敦賀を過ぎて福井へと向かっている途中。
下段にはまだ誰も乗り込んできていない様子。
アナウンスでは
「すべての寝台の予約をいただいておりますので、座席の変更などはできかねます。」といっているので
この先のどこかの駅から乗ってくるのだろう。
誰も来なかったらずいぶん気が楽なのだが。



敦賀までの区間、窓の外を眺めていたら車内販売のおばさんがまわってきた。
金沢の名物駅弁「かにめし」があったので是非とも食べたかったが
すでにおにぎりなどを買い込んでいたため泣く泣くあきらめる。明日の朝でも大丈夫ですかねぇ?と聞くと
「お寿司じゃないかんね〜、電車の中暖房入れるでしょぉ〜だから絶対に大丈夫とは言えんからねぇ。」
まぁ、そりゃそうだなぁ。
じゃ帰りの日本海で買います、というと
日本海4号なら私ら乗ってるからその時に買って頂戴ね」とおばさん。
何も買わないのもなんだなぁと思ってトッポ購入。非常食くらいにはなるだろう。


最初、某寝台列車のBBSに出入りしていた頃
いろいろ鉄道マニアの方々にアドバイスを頂いたのだが
B寝台に乗るなら、圧倒的に下段がいいという意見が多かった。
私が寝台特急・銀河(東京〜大阪)に乗車した時は、アドバイスどおり下段を取った。
しかし、長崎へ行くために「あかつき」に乗った時、たまたま上段にあたったのだが
意外や意外、上段のほうが荷物を置く場所もあって居心地がよいではないか。
そんな訳で、今回の日本海も上段を取った。


時刻は20:00を過ぎ、窓の外はもう真っ暗だ。
車内が明るいので窓の外はまったくといっていいほど見えない。
トワのシングルツインなら個室だから、自分の部屋の明かりを消して闇と一体化して楽しむのになぁ。
車内は家族連れや親戚グループが多いので騒がしいかと思っていたが、予想外に静かだ。
少し離れた席ではサラリーマンとおじさんがしゃべっている。
こういう列車の中での知らない人との会話もなかなか楽しかったりするものだ。


さぁ・・・夜はまだまだこれからだ。
時間はたっぷりある・・・といっても、きっとあっという間に朝になってしまうのだが。
本を読もうか音楽を聴こうか、それとも旅日記を書こうか。
非日常の時間をゆっくり楽しもう。



………




現在、時刻は2:00過ぎ。 21:30過ぎに
「明朝6:30までは特別な場合を除き、車内放送は控えさせていただきます」との
アナウンスが入ったことは覚えている。
金沢を過ぎたあたりだったと思う。下段に若い女性が乗り込んできた。
乗車後すぐにカーテンを閉め切って一切外に出てこなかった。
あまりうろうろと出入りされるのも嫌かなぁと思って
私はずっと上段から出入りしないで本を読んでいた。



そういえば、乗車直後は暖房がきいててちょっと暖かすぎるかな、と思っていたけど
金沢あたりから肌寒く感じた。



出発後、敦賀あたりで友人にメールしておいたのだが
そのレスを見ながら横になっていると、朝早かったからか睡魔に襲われた。
寝台列車のこの独特な揺れの中で横になるともうおしまいだ。
あぁ、でもコンタクトしたままだし顔洗ってないし・・・と思いながら、22:00前に意識が遠のいたのを覚えている。



そして目が覚めたのは1:00過ぎ。
うーん、肌寒かったのが嘘のよう。少し暑いくらいだ。
さすがにコンタクトをつけたままであることが気にかかって目が覚めた。
洗面用具を持ってはしごを降りる。さすがにこの時間では人の行き来もない。
時折、小さな話し声が遠くの寝台から聞こえてきたが・・・
これは隣で寝ている人にとってはたまらんだろうなぁ。人の話し声というのは兎角耳につくものだ。


顔も洗ったしコンタクトも外した。
これで寝る準備がすっかりできた〜。でも・・・中途半端に目が覚めてしまったのでなかなか寝付けない。
折角寝台列車に乗っているのだから、この非日常の空間を楽しもう、ってことで
旅日記を書きながら音楽を聴いている。
Fazjaz.jpの「Maiden Voyage」だ。
あ、ちょうど「Naima」に変わった。これで窓の外を眺めながらなら最高なんだけど。



ムムッ・・・誰だこんな夜中に普通のトーンで会話しているのは。
寝台列車では消灯後のおしゃべりはタブーなのに。
話をするのならデッキですればよいのに。周りの迷惑を考えない人が多いなぁ。



荷物の整理をしながら、明日の朝青森到着後にすることをチェック。
まず、定刻どおりにつけば8:32に着くから・・・
宿泊予定のホテルに荷物を預けて、十和田湖方面のバス「みずうみ号」のフリー切符をGETするべし。
しかし、このバスが8:40に出てしまい、その次は10:10までない。
その間、青森駅前で朝ごはんでも食べることにしよう。


後6時間後には青森についている予定。
朝起きると知らない町に到着している・・・こういう列車の旅が大好きなのだ。
まだ寝付けそうにはないけど、しばらくはこの心地よい揺れに身を任せながら音楽を聴くことにしよう。
おやすみなさい・・・。