COUNT DOWN

今日は1日雨でしたね。
どんよりと分厚い雲が空を覆う。


起き抜けからどうも明るい気分になれなかったのだが
TVで、「月の土地をプレゼント」とのたまうCMを見ていっそう気分が暗くなった。
人間もここまで傲慢な生き物になったのか・・・。
そういう自分もその“人間”。
しかし、自分の心の薄汚さを省みると
「私も人のことは言えないなぁ」と、最終的に自己嫌悪して凹んだ。(苦笑)



純粋に潔く生きたいと、その昔からずっと思ってきたのだが。




今日は本当は何も無い日なのだが
10日後に高校入試が迫っているため、夕方に中3のRさんを自習に来るように呼び出して
過去問の解説をして、熟語や単語のチェックをしてきた。



ゐゑろの担当している中学3年生4名のうち、3名が同じ私立高校を受験するのだが
その受験する高校は、中学生が普通学習しないような単語や熟語
文法事項などを入試問題に出題してくる。
大学入試の長文を抜粋して過去問に出していたりもする。
基礎学力を測るために、こんなことまで出さないといけないのか?
何がゆとり教育だ。


同じ中3のS平君やH尾君はいいライバルで、よく一緒に勉強している。良いコンビだ。
S平君は高校に入っても塾は継続して来るという。
できればH尾君も行く末を見守りたいところだが、継続は微妙な感じがする。
8年以上も塾講師やってると何となくわかるものだ。
しかし、時々良い意味で期待を裏切られ、継続してくれる生徒さんもいる。
高2のN尾君もその1人だ。
彼は高校受験が終わったらきっと塾を辞めるだろうなぁ・・・と思っていたが
数学の授業は無くして、ゐゑろの英語の授業だけは継続することになった。
あの時は嬉しかったなぁ。
もう2年経つのか・・・N尾君の表情からは幼さが抜け、すっかり男っぽくなったね。



話はそれたが、この2人とRさんが同じ高校を受験する。まぁ滑り止めなのだけれども。
彼女は、友人と一緒になってワイワイと勉強するのではなく、やる時は集中して1人で取り組むタイプ。
数学が特に苦手な彼女は、最近よく1人で自習に来るようになった。
iPod nanoQUEENを聴きながら長時間頑張っているので
姿を見かけたら飴やキャラメルをこっそり差し入れしたりして、私も時々声をかけている。
(※昨日はiPod nanoを持ってきていなかったので、私のiPod miniを貸してあげた。
 するとWeather Reportを聴いてたので驚いたのだが
 「名前聞いたことあったんで・・・」との事。 恐るべし15歳・・・。)
今日は「入試直前だから」と言うこともあって自習に呼んだのだが
何も躍起になってあれこれ詰め込もうという訳じゃない。



1人で頑張るのもキミらしくていいけど、1人じゃないぞ
キミをサポートする為に 私も他の先生もいるのだぞ それを忘れるなよ
頼れるものは頼りなさい



生徒が頑張る姿を見て、私も何かできることは無いか?と思ってあたふたしつつ
逆に、自分が一番生徒に励まされている。
慌しく過ぎるこの受験シーズン、彼らと一緒に過ごす時間は確実に短くなっていく・・・。