PLAYING THE PIANO

今日は、怒涛のライヴ週間の1本目。
“教授”こと坂本龍一氏。

10年ほど前かな、日本でやったツアーを友達に録画してもらって見て以来
“動く教授”はなかなかお目にかかれません。
という訳で、今回初めて教授のライヴに行ってきました。

話はちょっと変わりますが
誰にでも音楽を聞いて、衝撃と言うか何と言うか
「何だコレは！」みたいに、初めて琴線に触れる時というか
自ら関心を抱く瞬間があると思います。
細野晴臣氏のいう
①下半身モヤモヤ　②みぞおちワクワク　③頭クラクラってやつの ③かもしれません。
皆さんは一体なんでしょうね？　何の曲でしたか？

私の場合、今でも鮮明に覚えているのですが、小学校の時。
2つ上の兄がYMOを聴いてまして。
これがまた、ベタな「RYDEEN」とかがラジカセから聞こえてきていたのを覚えています。
私も、「へぇ〜」くらいに聴いてました、結構興味もありました。
しかし、真の衝撃？　初めてピクッと来た瞬間は、実はコレではなかった。
父親の車の中で聞いていたラジオから流れてきた
「いけないルージュマジック」(坂本龍一・忌野清志郎)だったのですな。

何故だかわかりませんが、強烈な印象が残りました。
ちなみに、例の強烈なPVは当時の私は見ていません。
まぁ、ここが教授への入り口だったような。

その後、どうなったかというと
大学時代(94年)にバイト先のにーちゃんから
THE BOOMを貸してもらったことから宮沢氏に傾倒。
いわゆるヒットチャートを賑わすと言われる音楽はあまり聴かなくなる。
“好きなアーティストが関心を抱いているジャンルの音楽は聴いてみたいから私も聴く”
ってのが私の基本のようで
あれですね、“アーティストに憑く”んでしょうね。
宮沢氏の影響でYMOもちょろっと聴いてみて
教授や細野氏、幸弘さんにも触手を伸ばしつつ、沖縄音楽、サンバ、ボサノヴァをちょっと聞きかじり
この時にもスカに出会い
96年に「夢の乱入者」で清水興さん＆東原力哉さんを知る。
この番組は影響が大きかったなぁ。
本当に偶然TVをつけて、何となく直感で
『コレは録画しておいた方がいい』と思ったものですから。
その時に夢乱のゲストで出てた村上ポンタさんを見てPONTA BOXに出会い
ちょこっとJazzをかじり･･･97年にスカパラと衝撃の出会い。
その後、しばらくはスカパラに没頭。
テナーサックスの音色にクラクラ。
「うた」よりも「楽器」に関心が向くようになり、関心はインストへ。
好きなアーティストに関連するものや影響を受けたと思われるものに
ちょっとだけ触手を伸ばしながら現在に至る。

うーん　こうやって振り返ってみてみると　

我ながら　なんと統一感のない･･･バラバラですな。

かじってるのばっかりだし。(笑)

えー･･･話はそれまくってますが
そういった流れの中で、教授もちょこちょこ聞いてたわけです。(笑)
ずーっと全部を聴いてるわけではないですが、忘れた頃に聞きたくなるのです。

んで、本日のライヴ。

まさに　教授　でした。

どういうことかってぇと

まさに“教授の音”でした。

これ以上は私のボキャブラリーでは説明しづらい。(爆)
会場で体験してください。
とにかく、生で聴けてよかった･･･聴きにきてよかった。
できるならもう一回行きたいかも。

Merry Christmas Mr. Lawrence、美貌の青空、energy flow、The Last Emperor
Asience- fast piano、 +33、などなど
2時間たっぷりと定番曲から色んなものを聞かせてもらいました。
“戦メリ”は何なんでしょうね･･･何か特別な思い出がるわけでもないのに
物凄く懐かしい感じがして、胸がモヤモヤして･･･ポロッとなりそうになる。
あの曲は初めて聴いた時から好きですねぇ･･･。
10年前のライヴの時にやってた様に、ステージには2台のピアノ。
今回も、片方のピアノには鍵盤の下に、なんかセンサーを敷いてて
教授曰く「1人でデュエットできる」代物だとか。
これがまたよかった･･･。　ホント、教授の曲　教授の音　でしたねぇ。

昔の教授のアルバムで一番印象に残っているのはコレかな。一時期よく聴いた。

1996

EC3回も出てきてくれましたが、“Thousand Knives”が流れてきた時

これをやるのかぁ〜〜〜！　やられたぁ〜〜〜〜！(嬉)

ってなりました。　終始顔が笑ってたのではないだろうか。(笑)
だって、昔聞いてたバージョンと違うしー　ピアノアレンジだしー。　
ヤバイ、album『/05』買おうかな。

そんな訳で、本日のBGMは「Thousand Knives」ってことで。