釧路・知床 一人旅 旅日記その③ いよいよ道東入り

摩周湖

今のところ順調に書いている旅日記。
いよいよ釧路入りです。
結構細かくリアルにかいてると、めちゃくちゃ長くなりますなぁ。(−−;
それでも読んでくれる方、頑張って読んでやってちょーだいっ!
今回の写真は、摩周湖。 ホンマ、綺麗ですよ。


◆8/13(土) 北見〜釧路へ移動

北見 8:07 → 網走 9:13 --- 10:01(快速しれとこ) → 摩周 11:54


12:10発 摩周湖第一展望台行きバス 12:35着 → 12:55 摩周第一展望台発 → JR摩周 13:20


摩周 13:42 → 15:00 釧路 −17:15 釧路 → 茅沼 18:03




7:00起床。てきぱきと身支度を整える。
スーパーホテルのあの部屋はいい。起きた時も体が非常に楽だった。
チェックアウトの必要がないので、そのままフロントを通り過ぎ北見駅へ。
まだ人通りはほとんどない。
電車に乗り込み、昨日買っておいたおにぎりで朝ごはん。
ここで冷蔵庫の中にお茶を入れ忘れてきたことに気づく。
あれだけ忘れ物がないか最後まで見たのに・・・うーん、詰めが甘い。



北見から女満別を経て、左手に網走湖を見ながら1時間ほどで網走へ到着。
網走と言う名前を聞くと『網走刑務所』と言う言葉を思い出す人も少なくないはず。
でもその網走監獄へ行くには、ここからバスに乗らないといけないらしい。
もっと大きな駅かと思ったら、駅前にはローソンとホテルがいくつかあるだけ。
もうちょっと東に行けばにぎやかな通りもあるようだが、
よく聞く地名だったから、この閑散とした様子はちょっとばかりショッキングな光景だった。
まぁホームが2つあるから大きな駅と言えるかな。



旭川〜網走を結ぶ石北本線に別れを告げ、ここからは釧網本線に乗り換え。
網走と釧路を結ぶ路線だ。
この釧網本線の列車の本数(普通電車)を見て最初はかなりびっくりし、目が点になった。
1日に全部で16本しか走ってないんですよ!
しかも、網走〜釧路間の直通の列車はそのうち5本。快速が1本。
・・・1本乗り過ごすと大事だ。



釧路行きの快速しれとこがホームに入ってきたので、清掃作業が終わるのを待って乗り込む。
ココでポイントなのは、例の「JR全路線立体マップ」を見ればわかるように
列車進行方向の左側に座ること。
なぜかと言うと、網走〜知床斜里までの区間オホーツク海のすぐそばを列車が走るから。冬には流氷も見られるらしい。
しかも、途中にある北浜駅は、このマップの表紙になっているように
オホーツク海に最も近い駅として有名なのだ。
是非ともこの駅で途中下車をしてみたいものだが。
進行方向を確かめて、ちゃっかり左側を陣取ったが、発車までまだ時間がたっぷりあるので
改札横の駅弁売り場を覗きにいく。昼ごはんを調達せねば。
ほたての炊き込みご飯とかにめしがあったが、結局かにめしを購入。
網走はまた帰りに通るし、その時にホタテの方にしよう。



列車の中よりもホームにいた方が涼しいので、しばらくホームで写真を撮ったりして過ごす。
ゐゑろが旅行に出発した同じ日に
去年教えてて今年からうちの塾でセンセイをしてるNちゃんも、山梨の方に泊まりこみのバイトに出かけていて
お互いに写メール合戦しようということになっていたので、早速『あばしり』という駅の看板を写メールする。
「今ここだよー 湿度低くて涼しい〜。」 さて彼女からはどんなレスが返ってくるやら。


そうこうしてるうちに列車の発車時刻が近づいてきた。
さっきまではガラガラだった車内も人でいっぱいに。
みんなこの電車を逃すと大変なんだろうなぁ。
定刻どおり10:01に快速しれとこは釧路に向かって南下し始めた。
しばらくすると、素晴らしいオホーツク海の眺めが。思わず声が出そうになる。
浜小清水〜北浜の間には原生花園も広がっている。
やっぱり左側に座って正解だった。
残念ながら、知床斜里からは海はお預け。ひたすら釧路へ南下し続ける。
知床斜里知床半島への玄関口になる駅なのだが、思ったよりも小さな駅だった。
それでもやはり、世界遺産に登録されたことが手伝ってか、比較的たくさんの人が降りてゆく。



当初は、このまま釧路まで行く予定だったが、去年みた摩周湖をもう一度見たくなって
なんとかバスと電車の時間もうまくかみ合ったため、摩周駅で下車して摩周湖によることにした。
手前の川湯温泉駅と同様、数人の人が降りていったが、摩周駅で降りる人はたいてい摩周湖目あてだろう。
川湯温泉駅からでもいけるけど、車が必要になるので。
阿寒バスの展望台行きのバスはもう来ていた数人が乗車していたが
やはり電車での移動をメインにしている人たちばかりらしい。
人が多かったら遠慮しようと思ったが、あまり人もいないのでここでお昼ご飯を食べることにした。
網走で購入したかにめしをいただく。
これが・・・めっちゃくちゃ美味しい!いや冗談抜きで。
上にかにのほぐし身がのってて、下が炊き込みご飯というよくあるものなんだけど
これは・・・帰りも買ってしまいそうだ。
あっと言う間に完食。
バスは摩周湖まで25分ほどの道をひたすら登っていく。
一番後ろに座っている子供たちの声が賑やかだ。
網走駅から同じ電車に乗り合わせているアメリカ人っぽい男性と日本人女性のご夫婦とおこちゃま3人。
ハーフの子って何であんなにかわいいんでしょうね。
途中で携帯を見ると、Nちゃんからレスが来ていた。
「網走や!やっぱり刑務所行くんですか?」 やっぱそれかよ。(笑)



摩周湖到着。
運転手さんにきくと、同じバスで駅前に引き返すのなら荷物は車内に置いておいてかまわないとのこと。
これで身軽に散策できる。
といっても時間は20分ほどしかないのだが。



しかし・・・去年来たときは摩周湖でエライめに遭ってるわけですが(自業自得だが)
あの時、この第一展望台は小雨がパラパラ降り始めていて肌寒かった。
それでも摩周湖を一望でき、真ん中に浮かぶ小さな島まで見ることが出来た。
霧の摩周湖」で有名な摩周湖だが、ちゃんと見れたら結婚できないと言ううわさがある・・・
なのに、今年もちゃんと見ることが出来たゐゑろは一体何なんでしょう。
2回来て2回とも見れてるんですよ、打率10割じゃん。
しかも今日に限っては快晴。
湖面も物凄く綺麗なコバルトブルーってやつでしょうか。前回よりもさらに美しかったんですが。
それにしても本当に綺麗です・・・人間が立ち入ってはいけないような
寄せ付けないような神秘的な美しさです。
まだ言ったことがない方は是非。
携帯は圏外だがこの美しさをNちゃんに伝えてやろうととりあえず写真を撮っておく。
20分と言う時間はあっという間で、もう少し長くいたかったけれど泣く泣くバスに戻る。
ふざけたことに、このJR摩周駅から出ている展望台行きのバスは1日に2便しかない。
しかもこのバスはその2便目。
これを逃すと歩いて摩周駅まで戻るか、ヒッチハイクするはめになるのだ。
車で来るヤツ以外は来るな!といっているようなものだ。
もう少し本数を増やしてもいいようなものだが・・・。
先ほどの家族も同じように戻ってきた。
電車&バスを利用する人間は大体同じルートをたどるようだ。
あのかわいらしい女の子は、大きくなった時に摩周湖を見たことを覚えているだろうか。
今日は格別に綺麗だった。



再び摩周駅。
今回は乗継がうまくいっている。
バスが比較的早めに到着したこともあって、電車の時間まであと30分近くある。
駅をでたすぐのところに足湯があるのでサンダルを脱いでつかってみる。
ちょっと熱いがなれると気持ちいい。
釧路方面行きホームに行くと、しばらくして電車が入ってきた。
本数が少ない釧網本線は、この時期は人が多い。
座れないかなぁと思ったけど、摩周駅で降りる人がいたので座ることが出来た。
まだ足がホコホコしている。
今日の宿は、実は釧路ではない。釧路湿原駅の少し手前にある茅沼と言う駅にある。
でもこのまま行くとチェックインが早くなってしまうし
そのあと釧路に行こうと思っても電車がほとんどないので、とりあえずこのまま釧路へ。
お目当てのラーメン屋さんに寄りたいものあるからだ。


車窓を眺めながらいろいろ考え事をしていると
摩周駅から隣に座っていた女の子が突然梅ガムを手渡してくれた。
いきなりのことだったので「くれるの? ありがとう。」というと
彼女は運転手さんの隣へと駆け出し、流れる景色を楽しんでいた。
ゐゑろはぶっちゃけ梅が苦手なので食べられないのだが・・・
彼女の行為を無碍にするのもなんなので、この後かばんの中が梅臭いことになる。



予定通り、15:00に釧路到着。
あ〜〜去年も来たなぁこの駅、と懐かしい気持ちになる。
駅前にミスタードーナツがあるのも変わってない。
次に乗る電車は17:15。
今夜の宿には「18:00過ぎに着きます」と連絡してあるので
この電車の時間までに釧路駅に戻ってこなければいけない。
でないとその次の電車は1時間先だ。



改札を出て「北大通」をまっすぐ歩く。
去年来たけど行く機会がなかった、フィッシャーマンズワーフMOOに立ち寄るためだ。
この「北大通」を最初は「ほくだいどおり」と読んでいて
「あれ?北海道大学は札幌にあるのになぁ、北大はやっぱり北海道では幅利かせてるんだな〜。」とか思ってたけど
実は「きたおおどおり」と読むらしい。
騙された。 そりゃそうだよな、釧路にまで幅利かせてないよな。



途中で釧路の近郊マップを開いたりしながら、北大通を歩く。
去年来ているから土地勘がある。
丸井今井さえ見つければおめあてのラーメン屋“河むら”わかるんだが・・・あったあった。
ここだ、ここ。お店やってるはず・・・と覗いてみると
「ただいま準備中 18:00から営業します」という紙が張ってある。
そんなあほな!!営業時間違うじゃないっすか!
しかも18:00からって・・・どう考えても今日は食べれない・・・ガックシ。
明日は何とか時間とってこれるかな・・・夜に予定をみながら考えることにした。
代わりにMOOへいくが、まぁいわゆるお土産屋さんや飲食店が揃っている施設ですな。
荷物が重くなるのを避けるために
よっぽど気に入ったものがなければ最終日までお土産は買わない主義なので
暫くうろうろして何を購入するでもなくMOOを後にする。
MOOのすぐ横に幣舞橋があり、ここはよくニュースなどで中継で結ばれている。一応カメラに収めておく。
船なども停泊していていかにも港町と言う感じ。
MOOの広場でラジカセを持ってきてダンスの練習をしている若者を数人発見。
高校生くらいかな。どこに行っても若者は同じだ。
結局河むらでラーメン食べれないし、今日は夕食はいいですと宿の方には伝えてあるし・・・
去年と同じように和商市場で勝手丼を購入して宿に向かうことにした。
朝移動し始めて9時間が経過して、さすがに少しだけ歩き疲れた感がある。
荷物がなければそうでもないんだけど。



釧路駅前にある和商市場は、もちろん普通の市場でもあるけど
自分で作れる勝手丼が人気。
ごはんを購入し、それを持って魚屋さんを回り、自分の好きなネタを好きなだけ乗せてもらうのだ。
ゐゑろは大体の予算を伝えてから、好きなネタをあれやこれやと乗せてもらう。
でないと恐ろしい値段になってたら怖い。
電車の時間まであまり余裕はないのでココで食べていくことは出来ない。
持ち帰りたいんですけど、と伝えると、ちゃんとネタとごはんを分けてくれて保冷材までつけてくれた。
ありがたい。
出来立ての勝手丼ミスドで購入したドーナツを持って一路茅沼へ。
今日も18きっぷフル活用。通常の運賃を計算してみると、¥5300。
それを¥2300で移動してるからモトとってるよなぁ。ありがたや、ありがたや。
あ、ちなみに何故ドーナツを買ったのか、は、明日わかります。



18:00過ぎ、茅沼駅に到着。
降りたのはゐゑろだけだったかな。
当然のことながら無人駅。釧網本線に乗ってるとこれにももう慣れた。
ちょうど夕暮れ時で、夕日が沈んでいくところだったので
カメラを取り出し写真をパシャパシャ。
刻一刻と空はその表情を変えていく。
いろいろアングルを変えて撮ってみるけど、なかなか思い通りの写真が撮れない。



夕日もほぼ沈んであたりがとっぷりと暗くなった頃、今夜の宿に向かう。
駅から1分・・・とあったけど、どこだ??
ホームから降りた草むらの中に看板を見つけたけれど、ここに入ってはいけないだろうなぁ・・・とやめる。
暗くてよく見えなかったし。
とりあえず駅から出て舗装された道を見つけたので
キャリーケースをひきずりながらあたりをキョロキョロ見回すと
それらしき建物がありそうなところ発見。
駅から徒歩1分って書いてあるんだからそう遠くはないはずだし。
ぱっと見は普通のおうちなんだけど・・・予定より15分ほど遅れて中に入る。


呼び鈴を押して「今日から2日間お世話になります〜ゐゑろです〜。」と入っていくと
他の宿泊客の方が食事中だった。
そういや18:00から夕食といってたっけ。
この宿はご夫婦でやってらっしゃるようで、ご主人の方がでてきて2階に荷物を運んでくれた。
このご主人、どっちかというと、あまり愛想のいい方ではない。
奥さんの方は、第一印象でも人当たりのよい、物腰の柔らかい感じで
ご主人の方はあまり愛想がいい方でもなく口数が少なそう、と言うのが第一印象。
絵に描いたような良くありそうなご夫婦だ。
『(キャリーケースの泥を)拭いてから持って上がるから、春の部屋に入って下さい。』と言われたので
トントンと階段を上がる。木のぬくもりを感じるおうちだなぁ。



階段を上がると、冬・秋・夏・春 と言う順番で部屋が並んでいて
ゐゑろの『春』の部屋は一番奥だった。
『冬』の部屋はドアが閉まっていたので誰か宿泊客がいるようだが、夏と秋の部屋はドアが開いたままだった。
満室かと思ったらこの時期にしては珍しい。
『春』の部屋に入ると・・・ベッドが2つとソファ、ドレッサーがあった。
この宿はテレビはなく、持ち込みも禁止。当然禁煙。
せっかくの湿原での時間を、静かに過ごしてみませんか、というのがモットーらしい。
それが気に入ったからこの宿に決めたんだけど。
この宿は店員10名の宿とは聞いていたけど
要するにツインルームが5つある(後1つは1階に『雪』と言う部屋がある模様)ということで
ゐゑろのような1人旅の客が来ると、ツインを1人で使うことになるのだ。
わー、なんて贅沢。
角部屋なので2方向に窓もあるし、言うことナシ!完全に気に入った。
しかも、後で他の部屋もちょこっと覗いてみたけど
春の部屋が一番広かったんじゃないかな。
ありがたや、ありがたや。
HPで一通りどんな宿か見てきたけど、ベッドなども手作りらしい。
そういえば部屋の入り口にあった『春』のプレートもご主人が自ら彫ったもののようだ。
手作りのぬくもりを感じる宿だ。
ビジネスホテルでは部屋に冷蔵庫があって当たり前だが、この宿にはそれはない。
それだけがちと不便を感じたが、それくらいの不便も楽しんでしまえ。


しばらくしてご主人が荷物を運んできてくれた。
今は他のお客さんが食事中なので、19:00頃からチェックインなどの手続きをさせてもらいますね、とのこと。
こちらも勝手丼を食べたり部屋をいろいろ見たかったのでちょうど良かった。
いつものように、宿に着くとコンタクトや洗面道具などを広げひと段落。
勝手丼を食す。保冷材のお陰でネタも無事。
んまい。サーモン甘いよー。甘エビも甘いよー。
生魚好きには勝手丼はたまりませんなぁ。



19:00頃にコンコンとノックが。
奥さんがチェックインの手続きをしましょうか〜と呼びにきてくださった。
財布を持って階下に降りる。先ほど食事中だった若いご夫婦は冬の部屋に戻ったようだ。
6人がけのダイニングテーブルと4人が座れるほどのちゃぶだいがある。
テレビはないが、静かにジャズが流れる空間。
木彫りのフクロウや環境に関する本が並ぶ。おそらくご主人の趣味だろう。


書類(?ってほどのものじゃないけど)に記入し会計を済ませる
、奥さんが「連泊の方には差し上げてるんです。良かったらどうぞ。^^」と絵葉書を下さった。
エゾリスやタンチョウ、氷の結晶など・・・ご主人が撮った写真のようだ。
この後、釧路湿原の地図(ご主人の手書きのもの)をみながら湿原に関する話をしてくださった。
明日は湿原をまわる予定だというと、お勧めの散策コースも教えてもらえた。
手書きの地図がすごく気に入ったので1枚購入した。
折るのがもったいないくらいだけど、記念に。また来年も来るし。
「冬になったらね、時々タンチョウさんが来るんです。
 身長が150cmくらいあって私たちと変わらないから、人間が立ってるのかと思うんですよ。
 エゾリスとかフクロウさんがきたこともあって・・・」
HPを見ればわかるんですが、本当にタンチョウさんが来るらしいです。
1時間ほど奥さんとお話して楽しい時を過ごした。
夜になると星が本当に綺麗だそうで
「今夜は少し雲が出てるから無理かしら・・・?」と言いながら
一緒に懐中電灯を持って外に出てみたけど、やはり少し曇っていて星は綺麗に見えなかった。
「まだチャンスはあるから。明日は綺麗に見えるといいですね。」と言いながら部屋に戻った。



後はお風呂に入って眠るだけなのだが
お風呂は、この宿のお風呂(いわゆる普通の家風呂)か、近所にある憩いの家という施設にいくか選択できる。
憩いの家に行く場合、ご主人が車で送り迎えをしてくれて入浴用も出してくれるそうだが
ゐゑろは普通にこちらのお宅のお風呂を使わせてもらった。
当然のことながらクーラーがないため、風呂上りが暑い、暑い。
扇風機をうちわで暫くしのいでいた。


のどが渇いてきたが、ここで爽健美茶500ml1本が半分ちょっとしかないことに気づく。
これ飲んじゃうと困るなぁ、と思ったので
階下に下りていってお水でももらうことにした。
明かりがついていたのでカラカラとドアを開けると、ご主人がノートPCをさわっていた。
口数の少ない方だけど「何の写真ですか?」と話しかけてみると
「何の写真か見てみますか?」といろんな写真を見せてくれた。
「これ、全部同じものですよ。何かわかる?」と見せられた写真は、全く何か見当が付かなかったが
きいてみると葡萄の断面だと言う。
絶対わかんないよ。(爆)
それにしても見る角度が違うと、色んな風に見えるもんだ。
他にも色んな野菜や果物の断面の写真を見せてもらったが面白かったなぁ。
でもやっぱり一番見入ったのは氷。あと霜も。
まさに自然の造形美。
普段口数が少なそうなご主人も、このときは写真に関する話や湿原についてなど、色んな話をしてくれた。
鳥の羽も見せてくれたなぁ。鳥大好きだからたまらん。
22:00消灯のはずが、気がつくと22:30になっていた。
「じゃぁ、明日はタンチョウの写真でも。」
お〜明日もいろいろ見せてもらえるのか!
じゃ明日も楽しみにしてます〜おやすみなさい、と部屋に戻った。
うーん、楽しい時間だった。



さて、明日はどのルートで湿原をまわろうか?
電車の時間などを計算してルートを決める。
コッタロ展望台というところがあって
塘路の駅でマウンテンバイクのレンタルをやっているらしい。
これは面白いかも。MTB乗ったことないけど。
とりあえず翌朝そのお店に電話してみて
貸し出しOKの場合のルートと、無理だった場合のルート 2つを考えて眠ることにした。
目を閉じると物音ひとつしない夜。こんな夜は滅多にないなぁ。
MDを聴いて過ごそうかと思ってたけどやめた。
暑かったのが嘘のようで、随分涼しくなった。
羊毛布団だったから暑いんじゃないかなぁ?と思ってたけど、ちょうど良いくらいになった。
寝るのが少しもったいない気がしたけれど、いつの間にか心地よい眠りに落ちていた。
さぁ、明日はいよいよ湿原めぐりだ。